SNOWSTYLE vol.245

GOODS 4 SNOWBOARDERS
[SNOWBOARDING IS ART]

Words_Ryuji Kawai

ss_245

スノーボードから生まれるアート

今月号のコンテンツは、「スノーボードから生まれる芸術(アート)」ですね。個人的な話しですが、ボクは小学生の時に、描いた絵が評価され、絵がどこか海外に持っていかれた記憶があります(笑)。芸術、アートってなんでしょうね。ボクにとってアートとは、メッセージ性の強いモノが好きですね。ボク自身も自分の思いを人に伝えたいタチで、「NOPLAYNOLIFEというメッセージをそのへんの紙切れに描いたモノ・・・それもボクにとってはアートなのかもしれません。昨年は「SNOWBOARDINGISARTというロゴでステッカーを作りました。ボクたちがしているSNOWBOARDING自体がアートな遊びだと思っている訳ですが、考えると難しいテーマですね。

ボクが数年前、その当時はあまりよく知らなかったブランドでしたが、なんかイロっぽいカワイコちゃんがスノーボードのグラフィックで、ポップでカッコよくて胸キュンで購入したスノーボードがありました。それから2年後くらいかな?アライブのサイトウさんに「アメリカのスノーボードのアートディレクターやねん」って紹介されたのが、ボクのSTONE-Dのサングラスに写り込んでいるカレ、そうEPHKA(エフカ)だったんです。CAPiTAのディレクションをしているって聞いて、興奮したボクがとっさに携帯でボクの持っているCAPiTAのスノーボードの写真を見せました(笑)。その写真を見たEPHKAが、「それボクのアートだよってて、もうね、その時の運命の的の出逢いとトークはいまでもしっかり覚えています。ボクは彼のアートが大好きです。メッセージ性のあるEPHKAらしいアート。そのEPHKAの才能に惚れ込んで、2007年に、この世で最も大切な「LOVE = 愛すること」をテーマに、ボクたちPLAYDESIGNが共感するアーティストEPHKAのアート作品を「身にまとう」「内側から感じる」ために、敢えて裏地にアートワークを施したアウターウェアブランド、2007年の7をモチーフにLOVEのLをひっくり反した7OVE(ラブ)が生まれました。これは偶然であり必然だった出来事だったと思います。ボクは彼のアートのイチ大ファンなんですよね。CAPiTAの新しいコレクションを観るのも楽しみだし、7OVEの新しいアートが届いたときには、ドキドキしっぱなしですもんね(笑)

アートってホントのところなんだろう?という事ですが、それは自分自身が、自信を持って素晴らしいって思える表現の自由なんだと思います。ボクたちスノーボーダーは、スノーボーディングすること自体が体現できるアートなのかもしれません。ボクらが展開しているPLAYDESIGNも、自分自身の大切なモノや、好きなモノ、表現したいこと、心にある想い、もちろんスノーボーディングの楽しさをいろいろな人たちに伝えることをカタチにして、プレイ(遊び)でデザインできるアーティストでありたいと思っています。スノーボーダーであるみなさん全員が、スノーボードする事でアートを生んでいるとも言えるかもしれませんね。