WHAT IS SNOWBOARDING. #5

早くも今シーズン最後の号になった。
会った時や、電話で川井と会話する中で出来た内容を川井節で伝えたこのコラム。
川井が冒頭で語る「スノーボーディングとは仲間と一緒に楽しむもの」
それが、僕らが出したひとつの結論です。あくまでひとつの…。
仲間と楽しむスノーボードは、ひとつひとつが思い出になり、
次は何をしようか！という未来にもつながる気がします。
シーズン最盛期！存分にスノーボードを楽しみましょう！

snowstyle MARCH 2013 掲載
www.snowstyle.tv

みなさんスノーボーディングしてますか？楽しんでいますか？僕は、仲が良い仲間とワイワイ楽しく滑っています。さて連載中のwhat is snowboarding.も最終回になります。「スノーボーディングとは何なのか？」それは、結局、僕にとっては一人でするものではなく、仲間と一緒に楽しむものなんです。同じ場所でお互いの空気を感じ取り、出来るだけお互いのストレスのない心に残る大切な想い出を生む幸せな遊びなんだと思っています。仲間と、心豊かで楽しい「時間・場所」を共有するための最高の遊び。それが僕にとってのスノーボーディングライフなんですね。

現在、僕の会社の右腕的存在である彼とは、学生時代（インテリアデザイン専攻）からの仲間でした。一緒に初めて滑りに行った場所は長野県木島平だったかな？スノーボードがきっかけで遊ぶようになり、学生時代の学業行事でのパリ卒業旅行の時には、旅行中無断で勝手にシャモニーに行きスノーボーディングして（上の写真）、結局それが学校にばれて、ふたり一緒にパリから帰国までの4日間、ホテルから外出禁止で、日本に帰ってきたら卒業まで停学だった（笑）。卒業後、僕はお世話になっていたインテリア会社の社長の紹介で、日本ではもっとも古くからあるドメスティツクスノーウェアブランド「H•I•D（エイチアイディ）」に入社して、スノーボードに携わる業界にはいり、彼はインテリア関係の会社へ。社会人になってからも毎年毎年スノーボードでいっぱい一緒に遊んだなぁ。そしてスノーボード仲間がいるバーでお酒もよく飲んだ。清く正しく女の子を交えての飲み会もよくしたな（笑）。そしてP01（プレイ）を立ち上げてからちょうど一年後に彼が会社に入ってきて手伝ってくれることに。学生時代からもう19年の付き合いになる。それも僕と彼にスノーボードという共通の遊びがあったからなんです。

僕のまわりにはスノーボードがきっかけでたくさんの大先輩や仲間に出逢えました。これは一生涯の最も大切な出来事なんです。大好きな人たちの名前や顔を思い出すと、みんな個性や考え方もバラバラで、団体行動を乱すタイプ、輪を大事にするタイプ、ひたすら個人行動に特化しているタイプなど、思い出すと笑いが止まりません。フォローが上手なタイプがいたら一安心（笑）。その人の日頃の人格がでて面白いです。それもスノーボード。そんなバランスのとれた仲間と雪山でいろんな事をして遊ぶ時なんて、もうウキウキワクワクどころではないですね。コラム書きながらニヤニヤしてきました。本当。大好きな仲間とするスノーボードは面白い。楽しすぎて楽しすぎて一生続けたいですね。これからもスノーボードから感じ取るライフスタイルから生まれる「遊び」を大切にして、仕事や勉強、仲間と触れ合う時間を大切にしたいと思います。

ぼくにとってスノーボーディングとはなんなのか？それは「大切な仲間と無邪気に笑い合う遊び」だと思っています。みなさんもスノーボードという遊びを大切にしてください。これからも末永くよろしくお願いいたします。
NO PLAY NO LIFE。